御宿町浜 M様 キッチンリフォーム その2

前回「電気のブレーカーが落ちてしまい困っている」とご相談頂いたM様邸の施工の様子をお伝えします。
まずはリビングキッチンのリフォームに至る経緯から。

在来工法で建てられたM様邸。
家族の憩いの場であるはずのリビングはこんな状況でした。

  • 建物のつくりのせいで冷え込みが酷く、暖房器具が容量不足になってしまう。
  • また、その寒さのせいでお子さんは友達も呼べない状況。
  • キッチンが対面式でないため、奥様は家事の間ご家族と団欒できない。
  • キッチン自体も古く、収納はカビの匂い、水道はサビ水が出る状態。

お子さんがすくすくと成長していく時期にご家族の団欒の時間が取れない…。
「これは絶対に何とかしたい!!」私はその想いからリフォームをご提案。
M様に英断頂き、晴れて状況が解消したのでした。

まずは施工前の状態がいかなものだったか…。この写真を御覧ください。

裏返した蛇口は赤サビでオレンジに染まってしまっています。
普段蛇口をひっくり返す機会はなかなかありません。気づかないうちにこんな状況だったのでしょう。


床下は温度差による結露のため、腐食し虫がわいていました。


水道配管は錆びてボロボロです。漏水の跡があり、更に腐食が進んでしまっていたようです。
(※今回は「Before/After」で載せきれないので1カットずつご紹介しています)


さて、気を取り直して施工風景をご紹介します!

まずは全ての元凶である「寒さ」への対策です。
床と天井に『断熱材』を入れていきます。



これによって外気の冷気を遮断します。
加えて床下の気密性が増し、暖気を保持できるため温度差が少なくなります。
「結露」の原因はこの温度差と湿気によるものなんです。

皆さん、蒸し暑い梅雨の時期を思い出して下さい。
冷蔵庫から冷たい麦茶を出してグラスに注ぐと、グラスが曇って「水滴」がたくさん垂れてきませんか?

これと同じ状況が、M様邸のキッチンでは起きていたのです。

漏水。充分でない機密。湿気が充満したキッチンとその床下。
残念ながら暖かくはなりませんでしたが、暖房器具はフル回転です。
そこに床下から冷たい外気が上がってきます…。

ご想像頂けたかと思います。
水道配管はこうして錆びてゆき、床下は腐食していったのです。そこにカビが生え、虫が集まり、臭いが…。

しかし、今回M様がご決断くださった結果。晴れて全ての憂いは解消です。

写真は入れ替えたシステムキッチンです。
奥様が「大変だ」と笑顔で収納に悩まれながら(笑)お片付けされた成果です!


そして最後に、この記事のメイン画像が暖かくなったリビングです。
床と天井には、私の想いと「普段より多め」の断熱材が詰まっています。

パナクレールシーズあきば』では、想いのこもった施工を心がけています。
皆様もお困りごとがありましたら、お気軽にお声掛けください。
熱いスタッフが一生懸命対応させて頂きます。

施工時期 2017年3月
お客様 御宿町浜 M様
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