エアコン内窓リフォーム『エアコンの選択基準』

BEFORE
AFTER

今回は長年ご利用の温水ルームヒーターが壊れたとのご相談です。

石油暖房であるこの機器は足元が暖まるため15年位前は人気の商品でした。

ですが、CO2排出等の環境問題のため、今では国内2社のみが扱う商品となっています。
クリーンエネルギーが奨励される現在の時流にはあっていないということです。

また、利用するには当然給油が必要となるため、手間もコストもかかります。

現在80歳のご高齢のお客様のこれからを考えると使い勝手の上でも少し不便です。
検討の結果、今回は足元から暖かくなるPanasonicのエアコン『XSシリーズ』をお勧めしました。

さて、ここからはプロのエアコン選びについてお話させて頂きます。

以前にも少し触れましたが、皆様は「エアコンを選ぶ基準」を何で判断されますか?

大抵の場合、メーカーの推奨する「~畳用」という出力で決められているかと思います。
この数値、全くあてにならないわけではありませんが、あくまで目安です。

お客様の住む部屋の環境によっては必ずしもその通りにはなりません。
パナクレールシーズあきば』では設置前にプロが「現場検証」を実施しています。

今回もそうですがエアコン暖房で懸念されるのが「足元の冷え」です。
エアコンは部屋の上から暖気を下ろすため、足元が温まらないと思われがちです。

この原因、実は「窓からの冷気」が主な理由です。

シッカリ対策することでエアコンの効きが変わってきます。

今回は、内窓を設置して、冷気の流入を抑える工事も同時に施工させて頂きました。

写真は施工後の状態です(床面で28度の温度を確保しています)
特殊機器で撮影したサーモグラフィ(温度分布)の測定値ですが、BeforeとAfterでも結果は明らかですね。

エアコンの設置には、他にも「部屋の空気の流れ」に応じた適切な設置位置なども重要です。
本来「売り場」で簡単には判断できないものなのです。

今回も「足元が以前と同様に温かい」「石油の心配をしなくても良い」とお喜びの声を頂きました。

エネルギー効率は暖かさも然ることながら、ダイレクトにランニングコストに繋がります。
長年使って頂くものですので、私どももついつい力が入ってしまいます。

皆様もエアコン設置の際には「現場検証」を検討してみてください。
パナクレールシーズあきば』がプロの目線で機器選びから冷気対策までお手伝い致します。

施工時期 2017年2月
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