御宿町Y様 蓄電池設置工事 ~後編~

さて、先日お話させて頂いたY様宅の蓄電池設置の続きです。

太陽光を設置して10年「早くしないと売電が下がってしましますよ!」と次々訪れる業者うんざりされていたY様。以前設置してもらった業者さんも今は無く、誰を信用してよいのかとお悩みの様子。

そんなY様に、これからは「電気は売ってはいけない。使い方を考えて。」とアドバイスさせて頂きましたところ、「週末に息子が休みだから、その話をしてもらえないかしら…?」というお話に。

週末、お話の通り息子さんにあらためてお話させて頂きました。

これからは電気を売ることより使うことを考えて

皆さんは、毎月の電気料金の明細に『再生可能エネルギー発電促進賦課金』という項目があるのをご存じでしょうか?

これは、2012年7月から法令で定められた制度で、事業者が再生可能エネルギーを買い取りするために必要な費用を、電気を利用するすべての方から徴収する制度です。
「電気を利用するすべての方」には、普通に電気を消費している一般の方はもちろん、Y様のように太陽光で余剰電気を売った方も含まれています。

つまり、電気を売るのに費用が掛かっているのです。
太陽光設備の普及を目的とした優遇制度はそろそろ終わりを迎え、これからは電気は売る時代ではなく有効に使う時代になったと言えます。

これからの電気の使い方「緊急時の予備電源」

先日、九州地方の集中豪雨では大きな被害が出ました。
また昨年は千葉で大規模な停電が発生し、復旧に大きな時間を要しました。

そして2020年の今年。コロナウイルスの感染拡大です。
テレワークや外出自粛など、普段の生活でも3密を避けることが望まれるこの時に災害が発生した場合。避難所は必ずしも安全とは限りません。
そして、状況によっては避難所に向かっても車中泊を余儀なくされることもあります。

太陽光設備と蓄電池は、こういった災害時にその真価を発揮します。
突如停電が発生したとしても、日中に蓄えた電気を利用することで当座をしのぐことができます。

そう、これからの電気は自給自足の時代。
蓄電池は万一の際に家族を守る手段のひとつと言えます。

実際の設置風景

さて、そんな重要な役割を担う蓄電池。ただ設置しただけではいけません。

蓄電池本体は物置の中に設置をしました。
今後の大雨に備えコンクリートで台座を新設。高さを作って設置をしました↓

停電時はこのブレーカーを使って電源を切り替えます↓

さらに災害の時、停電をしても冷蔵庫の近くのコンセントに電気が行くように設置をしました。
ここから延長コードを使えば色々な所に電気を持って行けます。
写真の左側は、実際に通常電源を落とした状態の冷蔵庫です。停電時でも問題なく稼働しています↓

電気をお得に利用することも確かに重要ですが、電気は生活を支えるライフライン。
非常時に使えることが大切なことだと私は思っています。

「なんたって冷蔵庫が一番だよね。だって非常時は氷で冷やしても溶けちゃうし、コンビニも多分氷は売り切れだよね…。」
安心して頂いたY様の顔はとても印象的でした。

パナクレールシーズあきば』では、蓄電池はもちろん太陽光発電設備全般の設置、メンテナンスを承っております。
なお、当社の太陽光は設置後1年、4年、8年、10年と無料点検をします。

その他、オール電化についてもスマートマスターならではの専門知識でお答えします。
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施工時期 2020年8月
お客様 御宿町Y様
施工実績カテゴリー