当店で太陽光発電を設置させて頂き8年半が過ぎたZ様。
売電価格が1/5に下げられてしまう10年目を前に、その対策のためご説明の時間を頂きました。

お伺いした当日「大変な物を買ってしまった」と、売電価格が下がることについて後悔をされておりました。もともと太陽光の設置枚数が少なめで、売電にメリットを見出せていなかったZ様に、これからの太陽光の運用方法についてご説明をさせて頂きます。

蓄電池で今よりも経済的に電気を活用

まず、太陽光設備の導入メリットですが、電気の自由化が当たり前の世の中になり皆さんも「売電」に注目されていること思います。
つまり自分で作った電気を売って、それを電気代の足しにする（あるいは儲ける）という考え方です。

しかし、売電価格が下がるこれからは、作った電気を安く売るより有効に使った方がお得です。

昼間電気を使うことの多いZ様のお宅では、電気代の高い日中の時間帯に電気を消費します。
太陽光設備の恩恵があるとは言え、これは少し勿体ない状況です。そこで活躍するのが蓄電池です。

深夜帯のお得な価格の電気を蓄電池に貯めて、太陽光が十分に上がる前の朝の7時から10時の間にその電気を使ってもらいます。
そして、日中は十分に上がった太陽光で自給自足した電気を使い、電気を買わなくするのです。
これなら電気を売らなくても十分に経済的なメリットが出ます。

蓄電池は災害時にその真価を発揮します

むこう10年～15年は経済的なメリットが出せる上、蓄電池にはもう一つの重要な働きを担っています。
地震や台風による停電時、蓄電池があれば冷蔵庫やエアコン、照明器具等の家電を稼働させることができます。

近年、千葉でも大規模な停電が発生し、復旧に長い時間がかかりました。
この時、冷蔵庫に備蓄の食糧があっても停電で冷蔵庫が稼働していない状況ではすぐに傷んでしまいます。災害時の食糧と安全の確保は重要事項です。

蓄電池があれば家族を守ることができます。
まだ小さい子供さんがいらっしゃるZ様にも、その安心感を解って頂けました。

いよいよ蓄電池設置

しっかりとご説明をさせて頂いた甲斐もあり、Z様宅にも蓄電池を設置させて頂く運びとなりました。
実際の設置風景をご紹介させて頂きます。

まず、設置個所ですがZ様の家は海の近くということもあり、海風による塩害の影響を受けづらい物置の中につけさせて頂くことにしました。
多少配線の取り回しが面倒ですが、長く使って頂くことを考えればこの方が間違いありません。

近年の災害事情も考慮し、コンクリートで高い基礎をつくり、その上に設置します。
こうすれば、大雨でも浸水被害に遭いづらくなります。

物置から母屋への屋外配線についても綺麗にカバーを被せています。
見た目はもちろんですが、カバーがあるだけで配線のもちが違います。

照れ屋で余り表情を崩さないクールなZ様ですが、少し安心して頂きクールな笑顔を頂きました。
誤解が解けて良かったです。

『パナクレールシーズあきば』では、蓄電池はもちろん太陽光発電設備全般の設置、メンテナンスを承っております。
なお、当社の太陽光は設置後１年、４年、８年、１０年と無料点検をします。

その他、オール電化についてもスマートマスターならではの専門知識でお答えします。
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