いすみ市 S様邸 キッチンリフォーム工事
BEFORE
AFTER
今回はいすみ市から、心温まるキッチンリフォームの施工事例をご紹介します。
65歳になるS様が先代から受け継がれたお宅は築30年。
台所の床が湿気によって劣化しぷかぷかするとのことでリフォームのご相談を頂きました。
現場を拝見させて頂くと、床の腐食箇所にガムテープで補修しながらも大切に使われてきたキッチンはシンクも丁寧にお手入れされており、先代から大事に受け継がれてきたことを物語っていました。
キッカケこそ床の腐食にお困りとのことでしたが、具体的なご相談をお聞きするとS様ご夫婦の素敵な夢が垣間見えました。ご相談内容は以下の通りです。
ご夫婦の希望
- 築30年を過ぎ床がぷかぷかする。所々ガムテープで補修していた。
- 小柄な先代のお母様に合わせたキッチンなので高さが合わず、腰に負担がかかっていた。
- 食洗機、IHコンロもそろそろ古く、買い換えようか迷っていた。
炊事は毎日のお仕事です。数十年にわたってかかる腰のご負担は相当のものだったでしょう。
経年で使いづらくなった調理器具での家事もご不自由だったと思います。
今まで不便をされていた奥様とS様が「今」この不満を解消されたいと願う本当の思いが語られました。
「将来、娘さんご夫婦が家を継がれると帰ってきた時に不便をかけたくない」とのことでした。
親心ですね。
大切に使われてきたキッチンが、再び受け継がれる日が来ると思うと私も熱意がこみ上げてきます。
早速現状確認です。
現状確認
まずは画像の左が今回のキッカケの床です。湿気によって床のマットにシミが滲んでいますね。
ですが、床を剥がしてみると幸いにも根太(ねだ:床を支える格子状の木材)は無事でした。
使えるものは使います。既存の根太を活かしてフローリングへ張替えのご提案です。
ご夫婦の愛情に胸を打たれた私は、色々して差し上げたいことが頭を巡っています。
施工の様子
まずは床を貼る前に根太の間に断熱材を敷き詰めます。
左側が断熱材の断面図です。フカフカで暖かそうですよね?
今年65歳で定年を迎えられるご主人も健やかでいられますようシッカリ防寒対策します。
折りに触れお話している「ヒートショック現象(居間との急激な温度差で血圧が急低下する危険な現象)」のため対策しました。台所の底冷えは浴室についで厳しいのです。軽視できません。
次にキッチンまわりです。
実は、娘さんが戻られた時に親子で家事が出来たら素敵だろうなと思い、徹底的なスペースの確保を意識しました。シンクの場所をとっているものは根こそぎ退かします。
シンクの右袖を占拠していた食洗機はビルトインタイプに変更。
新しいキッチンの引き出しの中にすっぽりと収まりました。
画像の左。窓際に置かれていた浄水器とホースもスッキリ無くなりました!
でも安心してください。新しい浄水器はビルトインでシンクの中に収まっています。
更にAfterの写真右奥にあるIHコンロ。
ビルトインタイプは実にフラットな作りで違和感がありません。お手入れも楽々です。
また、今回は載せきれませんでしたが、換気扇も丸ごと交換しています。
更にさらに、収納の引き出しの底にはステンレス板を貼りました。
実はゴキブリはステンレス表面の低温の間隔があまり好きではないので寄ってきづらくなるのです。
以前、湿気のせいでゴキブリに悩まされていたとお聞きしていたので、ささやかな気持ちです。
スペースも、機能性も、暖かさも、ゴキブリ対策までバッチリです!
後日談
掲載が遅れてしまいましたが、実はS様邸のリフォーム施工は3月でした。
寒い冬の終わり、キッチンが使えない期間をなるべく短くするためスケジュールの調整にも注意を払ったことが思い出されます。
後ほど奥様から大喜びのご感想と「ありがとう」とお礼の言葉を頂きました。
- 床の断熱材のおかげで冬の寒さが以前とは大違い!
- 温かいキッチンで、ご夫婦で過ごす時間が増えたそうです。
- 娘さんとお孫さんも大喜び!みんなで食事の支度をして幸せを感じて頂いたそうです。
この時のために私は日々頑張っているんですね。あらためて実感です。
皆様もキッチンまわりのお悩み、各種リフォーム、家電の設置から太陽光発電のことまでなんなりとお気軽にご相談ください。
『パナクレールシーズあきば』は皆様の快適な暮らしのためお悩みを解決致します。
施工時期 | 2017年6月 |
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お客様 | いすみ市 S様 |
施工実績カテゴリー | キッチンのリフォーム施工実績 |