御宿町御宿台 T様 キッチンリフォーム

BEFORE
AFTER

連日の雨のせいもあって、めっきり冷え込みが厳しくなってきました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

そろそろ炊事の水が手にしみる時期ですが、主婦の大敵はそれだけではありません。
食器や調理器具の出し入れは意外に足腰に負担のかかる動作です。

吊り棚から大皿を取ったり、足元の戸棚から鍋を引っ張り出したり…。
特にこれからはお鍋の季節。奥にしまったカセットコンロや土鍋を取り出すこともありそうです。

私が常日頃から思うことは、毎日の事なので我慢はしないで欲しいのです。

今回のお客様、御宿町御宿台のT様も長年ひざを痛められている奥様です。

キッチン収納の構造による負担

今回のご相談。実はリフォームのご相談ではなくて故障した食洗機の取り外しがきっかけでした。

食洗機が壊れて排水ができず、夏場の臭いの原因になるといけないので外して処分欲しいというご依頼だったのです。
しかし、before写真の右奥をご覧頂くとお分かりいただけるかと思いますが、撤去後はシンク天板にポッカリ穴が開いてしまうため、このままでは何かと不都合です。補修が必要になってしまいます。

そこで、以前から懇意にして頂いているT様のひざの具合は私も知っていたので、シンク周りだけでもリフォームしては?と提案したのです。

冒頭でも触れた通り、毎日の食器の出し入れは足腰に思った以上に負担がかかる動作なのです。
実際のイメージが下の写真です。この時点で既にひざに手をつかれています。

そしてリフォーム前の収納状況がこちら。
市販のラックで綺麗に整理されていますが、一番したのお鍋を取るには完全にひざを折ってしゃがむ必要があります。

収納方法の工夫である程度までは軽減できますが、ものを「横から取り出す」従来型のキッチンでは構造上の限界があります。

引き出しタイプのキッチンのメリット

下はリフォーム後の収納状況です。

現行型のキッチンは引き出しタイプの収納が主流です。
ものを「上から取り出す」構造のため、立ったまま手を伸ばせば大概のものに手が届きます。

ひざの曲げ伸ばし負担が軽減されるのは、高齢の方やT様のように足腰に持病をお持ちの方には本当に大きなメリットになります。

そして見落としがちな点ですが、収納自体のお手入れも楽なんです。
従来構造では暗い棚の奥を拭くのは大変でしたが、棚自体が引き出せるので「奥」が存在しません。
食器を全て退かして「底」を拭くだけなので、隅までシッカリお手入れできて衛生的です。少し気が早いかもしれませんが、年末の大掃除も楽になります。

また、新しいシンクを広く使いたいというご要望から、炊飯器の位置を変更し、そこには従来なかったコンセントを増設しました。
工事には3日間程かかりましたが、幸い小さな台所があって工事中はそこで家事ができるよう物を移動しました。

予算を抑えてリフォームする方法

今回は、もともとリフォーム予定ではなかったため、予算を抑えられるよう知恵を絞りました。

まず当初のご提案の通り、リフォーム範囲は最低限のシンク周りのみです。既設のIHクッキングヒーターはそのまま流用しています。
また「利用頻度が低い」とお伺いしていた吊り棚もそのままです。そのためリフォーム後もなるべく配色に違和感のでないキッチンを選んでいます。

そしてリフォーム費用には御宿町バリアフリー助成金も活用させて頂きました。
地元ならではの私の強みです。御宿にお住まいの方はこんな方法もありますので是非ご相談ください。

無事リフォームを終えて、収納方法についても一緒に考えようと思っておりましたが、さすがは奥様。テキパキとあっという間に綺麗に整理されていました。
ひざの負担も軽くなってシンクも白を基調に明るくなったせいか、嬉しさが抑えきれないといったご様子。今回もちゃんと笑顔がお届けできたようです。

パナクレールシーズあきば』では、ご予算や使い方など、お客様とともに考えるリフォームを提案しております。
キッチンだけにとどまらず、家中の家電はもちろん。屋根に登って太陽光発電までワンストップで対応可能です。

電気とリフォームのお困りごとはスマートマスターあきばにご相談ください。

施工時期 2017年10月
お客様 御宿町御宿台 T様
施工実績カテゴリー