御宿町御宿台O様 太陽光発電設備メンテナンス
みぞれ混じりだった昨日から一転、今日は時折晴れ間の見える温かく春らしい陽気です。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は久しぶりに太陽光設備のメンテナンスの事例紹介です。
今回ご相談を頂いたのは御宿町御宿台のO様。
実はメンテナンスをさせて頂いたのはついでで、お困り事は他の件でした。
家電量販店で太陽光発電設備を設置したものの…
6年ほど前、量販店さんから太陽光発電設置を設置したO様邸。
スレート瓦の屋根に太陽光発電設備を設置する場合、その後の屋根のメンテナンスが困難となるため、設置前に屋根に塗装を施すのが専らなのですが、どうやらそのまま設置をされていたようなのです。
今回、連絡を頂いたのはO様邸の屋根のメンテナンスを任されている塗装屋さんでした。
屋根の再塗装にあたり「一度設備を取り外し、再び付け直してもらうことは可能か?」と設置された量販店に問い合わせをしたところ、回答は「今は太陽光発電設置の販売から撤退し対応ができない」というもの。困り果てた塗装屋さんが辿り着いた末、ご連絡頂いたのが当店でした。
お客様にとっては非常に困ったお話しですが、実はこういったお話しは少なくありません。
一時期の助成金制度による普及の波に乗り、メンテナンスや設置、各種申請や手続きに関するノウハウもないまま市場に参入したものの、立ち行かなくなり早々に撤退をする業者さんも多かったのです。
また、どんな商品でもある話しですが、他社の設置した商品のメンテナンスは二つ返事でうけたくない業者さんの事情もあります。
以前の業者さんがどんな仕事をしたのかわからないため責任の所在が心配になったり、新規で設備が販売できるわけではないので利益面でも割が良くないのです。
そんな経緯でお問い合わせ頂いた塗装屋さんに対応可能な旨を伝えると「一度アキバさんとお付き合いがしたかった」とまさかの嬉しいお言葉。
実はある程度当店に目星をつけて頂いていたようです。
広いようで狭い業界。他社さん設置の設備のメンテナンスを保証付きで受ける変わり者はそうそういないのかもしれません(笑
地元密着で長年やっていると、少しは名が通ってきたものかと本当に嬉しいお言葉でした。
既存設備のチェックと屋根塗装
早速ご相談頂いたO様のお宅にお伺いし、まずは現状確認です。
パネル(太陽電池モジュール)を取り外し、設置基部の状況を確認します。
コーキング(防水目的で接合部に充填する樹脂)の状態はまずOKでした。
ここで重要なポイントは、支柱のサイドと上側にはシッカリとコーキングをする必要がありますが、下り側には絶対にコーキングしてはいけないのです。屋根から流れる雨水の逃げ道がないと、雨水が染み込んで腐食の原因になるからです。
ひとまず設置基部の状態は問題ないことが確認できたので、ここからは塗装屋さんに一度バトンタッチ。美しく蘇ったスレート瓦のツヤが素晴らしい!
本来、設置前にこの状態にしておけば、屋根と設備の双方のメンテナンス費用を抑えられたのです。
ですが、今後はこれ専門でやっている当店で責任もってメンテナンスさせて頂くので、お客様にも安心して頂けるものと思います。
設備メンテナンスの実施
塗装が終わり、パネルを再び設置します。
ここからは太陽光発電設置のプロが、専門の計測機器を利用してくまなく稼働状況を点検します。
実はパネルの異常や故障は見た目では判断し辛いことがあります。折角メーカー保証がついていても活かしづらいのはそのためなのです。
むしろ見た目で判断できるようなひび割れや変色は末期の状態です。
サーモグラフィーや専用の通電計測機器などを駆使し目に見えない視点からチェックをすることが非常に重要になってきます。
一通りの点検を実施した後、チェック項目やポイント等を資料にまとめて、お客様に提出します。
(これが実際の点検報告書です)
『パナクレールシーズあきば』では、他社設置の太陽光発電設置のメンテナンスも承っております。
設置業者がなくなってしまっていた。専門の業者にメンテナンスをお願いしたい等、何でもご相談ください。
施工時期 | 2018年3月 |
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お客様 | 御宿町御宿台O様 |
施工実績カテゴリー | 太陽光発電の施工実績 |