御宿町K様 キッチン交換工事

BEFORE
AFTER

日ごとに涼しくなってきますね。
つい先週までは暑い日が続いていましたが9月も今日で終わり。本格的な秋の訪れを感じます。

秋と言えば芸術鑑賞も良いですが、やはり味覚の秋。
旬の食材を存分に味わいたい季節です。

さて今回は、そんな秋の味覚を味わうために奥様が腕を振るうキッチンリフォームのお話です。

設置1年で傾いたキッチン

7月のある日、お店にご夫婦が来店されました。
「台所の食器洗い器が傾いているので直せますか?」とのご要望。

「傾き」という言葉に私は経年状況が気になり、お尋ねしました。
「設置されてどのくらいになりますか?」

「1年です…。」

……!?

予想を超えた衝撃のお答えです。
どうなっているのか想像もつかない状況ですが、とにかくお伺いします。

保証もききそうなものですが設置業者は…

実際にお伺いしてキッチンを見てみると、これは何とも…。

たしかにビルトイン食洗器の引き出しが斜めに傾いていて、隣の引き出しに当たってしまっています。
これでは収納もままなりません。
よく見てみると、他の引き出しも斜めに傾いています。これは酷い。

こんな状況ではさすがに…と思い、奥様にお尋ねしてみます。
「まだ1年だったら、建てたところに聞いてみては?」と。

すると、奥様は「言っても見に来てくれないのです…。」と表情を曇らせておっしゃいました。
続けて、「もう台所に立つのが嫌になってしまいました…。」とふさぎ込んで、うつむいていました。

旦那様も奥様のそんなご様子をみて何とも言えない悲しい表情を浮かべられています。
「いっそ、新しいキッチンに交換できませんか?」
ご夫婦の心からのご要望でした。

仮にこの状況が既存のキッチンのやり直しで解消しても、わだかまりが残りますし、見れば嫌な気持ちを思い出してしまうでしょう。

奥様の1年間のがっかりした気持ちを考えると、とても見ていられない!
俄然、気持ちが入ります。

キッチンの傾きの原因

ここまでの傾きとなると、床の水平が出ているのか心配になりました。
仮にそうであってもリフォームもできる当店で対応は可能ですが、床ごとのやり直しでは、費用はかなりのものになってしまいます。
泣きっ面に蜂ではありませんが、ご夫婦にこれ以上のご苦労はかけたくありません。

祈るような気持ちで当店の設計の堀越さんと床の水平を計測してみると…。
床は無事です!!水平が出ていました。

傾きの原因は、システムキッチンの組み立て方の問題にあったようです。

これなら問題なく新しいキッチンが設置できそうでホッとしました。

気持ちも新たに

さて、そうと決まれば新しいキッチンの選定からです!
今までの奥様の悲しい気持ちをキッチンごと新しくしたい!という思いを込めて、ご要望を聞きながら一緒に決めていきます。

実は既設の傾いたキッチンは建築屋さんが「これだ」と持ってきて、何も相談が無かったそうです。

キッチンを新しくするあのワクワク感を一緒に味わっていただきたいというのは、そんなお話を聞いた私の希望でもありました。
天板の色、蛇口の形…。

少しずつワクワクが広がっていって、奥様の表情が晴れやかになっていく光景がとても印象的でした。
そして、新しいキッチンがこちら

白を基調にまとめられたキッチンにあわせて、今回はシンクと天板を白い人工大理石で統一されています。以前は無機質なステンレスシンクとは大きく印象が変わったポイントです。

この見事な統一感も相まってキッチン全体が明るく見えます。スリムな蛇口もおしゃれ!

ただ、今回は何せ設置から1年のキッチン交換です。両端の壁はほぼ真っ新な状態なので、既設キッチンの撤去や設置の際にはとても気を使いました。

無事設置が終わって一息。ご夫婦から「この一年間は何だったんだろう!」と満面の笑みでお喜び頂けました。やっぱり、この仕事をやっていて良かったなぁと心底思う私にとっても感動の瞬間です。

本当に良かった!

パナクレールシーズあきば』ではシステムキッチンの設置や各種リフォームを承っております。
ちょっとしたお困りごとや、お住まいの色々について親身になって対応させて頂きます。
是非、お気軽にご相談ください。

施工時期 2020年9月
お客様 御宿町K様
施工実績カテゴリー