御宿町K様・いすみ市T様 地震の時に自動に遮断するブレーカー工事

BEFORE
AFTER

連日雨が続いていますね。
今年の梅雨は全国的に見れば平年並みの雨量とは言え、局地的には甚大な被害がありました。
特に熊本、鹿児島の豪雨は未だ大変な状況です。
被害に遭われた方のお気持ちを察すると本当に言葉もありません。一日も早い復旧を願っております。

近年のこの時期は、大雨や豪雨による水害が多い季節ですが、地震による災害には時期を問わず注意が必要です。
特に首都直下型地震は、この30年のうちに起きる可能性が70%とも言われています。
地震はそれそのものでも大きな被害をもたらしますが、津波による水害、家屋の倒壊や火災など様々な二次災害を誘発します。

普段は生活を豊かにする電気も、地震の時には二次災害の原因となることも少なくありません。
今回は、地震に対する備え『感震ブレーカー』についてお話させて頂きます。

『通電火災』という言葉をご存じでしょうか?

通電火災は地震による停電の後、電気が復旧した時に起きる火災のことです。

大地震が発生すると、送電線の断絶等の原因で停電が発生します。
その際、ヒーター等の暖房器具が倒れたり、倒れたタンスや書棚等の大型家具の下敷きになって電気配線が破損することも考えられます。

電力会社はいち早く停電を直しますが、電気を流す時はいちいち「今から流します」などとは言いません。そのままの状態で電気の供給が回復すると…。考えただけで恐ろしいですね。

震度5強以上の地震で主幹ブレーカーを自動OFF

先日2件のお宅に設置させて頂いた『感震ブレーカー』は、震度5強以上の地震を感知すると主幹ブレーカーを自動でOFFします。

ただし、すぐには切れず「地震発生の3分後」に切れるのです。
その間に家に居た方が安全なのか?はたまたどこかに避難した方が安全なのか?を判断できます。

また、大型家具や暖房器具が倒れていないか非難の前に確認することもできます。
つまり通電火災を未然に防ぐことができるのです。

「避難所から戻ったら家が火事に遭っていた」なんて、悲しい事態を回避することができるのです。

どの分電盤にも後から追加設置が可能

御宿町のK様は、本が大好きで沢山の本棚が家の中にあります。
「地震で本棚が倒れてきて、家の線を切ったら怖い!」
そう心配されてこの装置を付けることにしました。

今の配電盤が比較的新しいので、配電盤は変えず、地震の時に切れる感震ブレーカーを搭載した『感震リニューアルボックス』を足すことにしました。
K様の奥様には「安心したよ。」とホッとして頂けました

見た目もすっきりなマルチボックス

いすみ市のT様の場合は普段から防災の備えをしており、最近の千葉県の地震の多さが気になっていたそうです。

T様の場合は、築17年になるので今の漏電ブレーカーなどの感度の低下もあるので、配電盤を全部交換する事にしました。

このときに「小さいブレーカーがどこに行っているか確かめたい」と言うことなので、ご一緒に確認して頂きました。しっかりとご説明の上、T様にも「安心しました。」とお喜び頂けました。

パナクレールシーズあきば』では、既設・新設問わず『感震ブレーカー』の増設や配電盤の交換を承っております。
お気軽にご相談ください。

施工時期 2020年7月
お客様 御宿町K様・いすみ市T様
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