「どうする?ソーラー」資源エネルギー庁からのハガキ

先月あたりから「卒FITの準備は、もう、お済みですか?」と大きく書かれたハガキが、
資源エネルギー庁からお客様の所に届けられています。

対象となる方は、太陽光発電を取り付けされて10年が経つ、
いわゆる『卒FIT(固定買取価格制度の10年満了)』を迎える方です。
※『卒FIT』についてはコチラで詳しく解説していますので参考にしてください。

内容を確認してみると、概ねこんな感じです。

  • 固定価格買取制度の簡単な説明
  • 同制度が終了するというおしらせ
  • 買取期間満了後の選択肢について

要点をしっかりと押さえてはいますが、いかんせん専門用語が多く、
普段馴染みのない一般の方には難しく感じてしまうかもしれません。

また重要なポイントである買取期間満了後の選択肢については結構あっさりとした感じです。

このハガキについて「どうしたら良いの?」と、当店で太陽光発電を屋根に載せた方から、
お問い合わせの電話をいただく事も多くなりました。

同じお悩みを抱えていらっしゃる方も少なくないかと思いましたので、
実際のお客様のお悩みを掲載させて頂きます。

「売電先をどうしよう?」

今日も御宿町御宿台のK様の所に、お邪魔して「どうしたいのか?」を一緒に考える事になりました。

K様は6年ほど前に蓄電池を購入されているお客様です。

「秋場さん。こんなハガキが来たけど、来年の12月で10年になります。うちはどうしたら良いかな?」
そうおっしゃるK様の手には例の「どうする?ソーラー」のハガキがありました。

まず、ハガキを受け取ったK様が一番はじめに考えたのは、これからの売電先の電力会社でした。
それからというもの、様々な電力会社をネットで一生懸命探されたそうです。

ですが、果たして料金メリットがどのくらい出るのか?そもそもメリットなんて出るのだろうか?
実際の自分の家の利用量で示された案内などないので、結局よくわからなくなってしまったそうです。

そこで、私の想いをお伝えしました。

「電気は売ってはいけない。」

「K様、今一番大切なのは余った電気を売ってはいけないのです。」
「どのように使うのか?そこを一緒に考えましょう。」

そうなんです。売っては駄目なんです。

以前はFITの恩恵によって高めの買い取り額が設定されていましたが、
10年以降はその恩恵が得られません。
安く電気を買いたたかれるこれからは、大きな売電利益を出すことは非常に難しいと言えます。

どうせ買いたたかれる電気なら、自分で使った方が良いと思いませんか?

なので、電気を売って利益を出すということよりも、視点を変えて「自分で作った電気を使うこと」
つまり「電力会社から電気を買わない」ことに着目した方がメリットがあります。

それが「自家消費」

儲けでメリットを出すのではなく、経費削減で利益を出すという、これからの電気の考え方です。

「自家消費」って何をすればいいの?

そうと決まれば、次は「今どの位の電気の使用量があるのか?」を把握しなければなりません。

K様宅はオール電化で、深夜帯の安い料金プランです。
今もこの時間を上手に使って『エコキュート』でお湯を沸かしているので、
深夜帯の電気使用量が多い状態です。

そこで、太陽の出ている昼間は売電をせず、太陽光でつくった電気を自家消費します。
更に昼間余った電気でエコキュートを沸かすことにしました。

これには2つのメリットがあります。

  • 昼間の高い電気代の電気を買わずに済む
  • 夜多い電気の使用量を少し抑えることができる

実際に試算してみると、昼間余った電気の方がエコキュートの電気消費よりも多いことがわかりました!
まだ余りますので、それは蓄電池に貯めることにしました。

K様のお宅の買取価格が実際に安くなるのは今年の12月からですが、今の時点で卒FIT後の遣り繰りが解ったので安心したご様子でした。

大事な事は、いま現状の電気の使い方がわかること。
そして、どのような生活がしたいのか?が一番大切です。

今当店のお客様には一件づつ声をかけています。
要点をまとめたチラシもお持ちしています。
他店で購入の場合でもご相談を承っております。

お困りの際には是非相談ください。

「どうする?ソーラー」チラシ

御宿町・勝浦市・いすみ市で「どうする?ソーラー」ハガキを資源エネルギー庁から受け取った方。
実際どうして良いかわからない!今の家にはどういうプランが最適なの?
そんな時には『パナクレールシーズあきば』に相談ください。