いすみ市 U様邸 洗面所リフォーム

BEFORE
AFTER

まだ日差しの高いうちは暑い日もありますが、一雨ごとに気温が下がって秋の訪れを感じます。
夜はそろそろ鈴虫の声が聞こえるようになりました。半袖のシャツでは肌寒くもなりましたね。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

今回は少し切ないお話からはじめなければなりません。

いすみ市のU様はここ10年の間、とてもつらい思いをなさってきました。
ご主人と会社を経営されておりましたが、突然の原因不明の火災。本当にやるせない気持ちで一緒に後片付けをさせて頂いた事を覚えています。
そんなショックも冷めやらぬ間に今度はご主人が病気になりました。

そして、この5月。長年連れ添われたご主人が他界されました。

6月の後半にお伺いした際「主人が亡くなったんです」という奥様の一言に、ただただ立ち尽くしてしまいました。疲れきった奥様の心を労う言葉を、私はすぐに見つけることが出来ませんでした。

7月の後半になって奥様からお電話を頂きました。
「前に使っていたものと同じくらいの大きさの洗濯機が欲しい」というご相談です。
転居された時から使われており、調子が悪くなってきたようです。

私なりに奥様の疲れた心を癒せる機会を頂きました。
誠心誠意、お力添えさせて頂く決意を胸に、早速お宅にお伺いします。

現場の状況

奥様のお話を伺うとキッカケは洗濯機の交換のご希望でしたが、現場を見ると洗面所に色々と不具合がありました。

お困りの様子

  • 洗面台の洗い場が小さく使いづらい。
  • お湯の出始めに「赤サビ」が出てくるので、すぐには使えない。
  • 水がはねて壁にかかってしまうことがある。

洗濯機の横の洗面台は20年以上前のもので、湯と水が別の『2ハンドル混合栓』です。

湯を使う際には丁度いい温度に毎回調整しなければなりません。
面倒なのは言うまでもなく、この型の水栓はどうしてもお湯を出しっぱなしで使いがちで不経済です。また、お湯のハンドルを多く緩めてしまうと火傷の危険もあります。

何より錆び水が出るのは身体によくありません。

ご高齢の奥様のお身体を考えると、あまり良い環境とは思えず、洗面台の交換をおすすめ致しました。
奥様にも「この際だから」と快諾を頂き、リフォームの運びとなりました。

水ハネ対策と『シングルレバー混合栓』

古い洗面台の撤去とともに奥様の気になさっていた水ハネの対策を実施しました。
壁にキッチンボードを貼っています。これなら跳ねた水をサッと拭けば壁を痛める心配はありません。

そして洗面台ですが、以前よりも洗い場が大きく、水栓を湯水を混合供給する『シングルレバー混合栓』のものにしました。

『シングルレバー混合栓』はお湯を出す前から視覚的に水温を確認することができます。例えば、レバーの向きが真ん中なら湯水が半々の割合なので、好みの温度は角度で覚えておけば簡単です。
また、傾けると水が出る仕組みなので、捻った角度(温度)を維持したままレバーを傾けて水を止めることができます。これなら出しっぱなしにする必要がなく経済的です。

そして錆び水の対策。奥様の後顧の憂いを断てれば幸いと思い、写真には映りませんが、実は鉄製の配管ごと交換しています。

実は洗面台に集中していたお悩みを解決でき、奥様も「洗面所が明るい!」「朝シャンができる(笑)」とはしゃがれておりました。
新しい洗面台を色々と見ておられる嬉しそう奥様の後ろ姿を見て、私なりのお力添えがかなったのかなと、私も嬉しくなりました。

パナクレールシーズあきば』では、お客様のご希望プラスアルファのリフォームをご提案致します。
洗面所、リビング、キッチン、オール電化。あらゆるお悩みを解消します。お気軽にご相談ください。

施工時期 2017年9月
お客様 いすみ市 U様
施工実績カテゴリー