御宿町浜のM様より「洗面所にある洗濯機の電源が入らない」と修理依頼のご連絡がありました。
早速お宅にお伺いし状況確認したところ、故障の原因は意外なところにありました。

日当たりの悪い北側に位置する洗面所は、換気システムが無く床下まで湿気がたまっている状況です。
この湿気の影響が、M様邸の洗面所に色々な影響を及ぼしておりました。

今回はこの湿気の状況と対応についてシリーズでお伝えしてゆきます。

まずは今回のキッカケとなった洗濯機の故障です。
プラグに溜まったホコリが湿気によって水気を多く含み、ショートが発生した事が故障の原因でした。

プラグに溜まったホコリは「引火による火災の原因」としてのイメージが強いかと思われます。
ですが、今回のように湿気による「水分」でもショートを引き起こす危険性があります。
十分な注意が必要です。

調査結果とともに洗面台下の収納もカビが酷い状況だったので奥様にご報告を致しました。
実は以前から湿気によるカビがひどく、タオルも置けないとお悩みだったご様子。
洗面台も交換したいとご要望を頂きました。

そんな話をしている間に浴室側に目をやったところ、なんとこの状況です。

パテ埋めが気になりお伺いしたところ、柱が湿気により腐食し穴があいてしまっているのだそうです。
もしやと思いそのまま床下へ潜ります。

絶句です。
湿気による腐食はなんと床下まで及んでおり、柱が完全に基礎から腐っていました。
冒頭の写真はその状況です。
幸いシロアリによる影響は今のところなさそうでしたが、これは湿気に対する抜本策が必要だと私は考えました。

たかが湿気と言えど、今回のように柱の腐食まで進むと大掛かりな修繕が必要です。早めの対策が肝となります。