「どうしようか。危ないのは分かっているけれど」

先日、訪問をしたお客様のお見積もり中の仕事でのやりとりです。

冷蔵庫の納品の時にふと玄関の脇のテラスが
グラグラのような感じをしました。

気になったので、お客様に質問しました。

 

部分的に傷んでいる部分がありました。

お客様に聞いてみると以前は自分でペンキを買ってきて塗っていたとのこと。
もう15年以上たちペンキを塗ってもすぐ染みこんでしまうため、
ここ何年かは何も手入れをしなくなった。

でも夏休みに孫たちが来たときに危ないな！と感じていたとのこと。

東京から御宿に引っ越しをしてきて15年。
いつまでここにいれるか？わからないしどうしようかな？
と悩みを話してくれました。

テラス工事２つの見積もりをご提案

当店の設計の堀越と後日訪問をして、
お客様に２つのご提案をさせていただきました。

①使える部分は使い、傷んでいる部分を替えるプラン
土台の束と呼ばれる一番大切な柱は腐っていなかったので
土台は残して上の床、階段、手すりの痛んでいるところを
交換する方法。

見た目の同じように仕上ができます。
基礎の土台部分は、そのまま使用するため、万が一、
土台が傷むこともある。

②手間いらずの樹脂のテラスにする方法
布団はこのテラスには干していないので今より小さくても良い。など、
テラスの使用方法を確認して、新しく設計し取付をするプランです。

この２通りの見積書を書く事になりました。

どちらのプランにしても、
お客様の抱えるテラスが危ないの問題は解決します。
ですが、「これから先の生活」を考えると、どれだけのお金をかけようかが
検討されるには必要になります。

直すだけでなく、せっかく工事をする機会、将来の楽しみ、
元気にいつまでもいようというキッカケなど、住まいの工事をさせて
いただくときには、お客様のこれからの生活のことを一緒に考えることが
大切だと思っています。

価格や条件の中で、納得して「工事をしてよかった」という実感をお客様に
もっていただける提案と工事をしていきます。

お客様にとって、このテラスは15年の思い出があります。
大切に次の新しい住まい作りのお手伝いができたら嬉しいです。

普段の生活でテラスに出なければ危険はありません。
撤去するというプランももしかしたらあるかもしれません。

お客様と最善の方法を一緒に考えていきます。

秋場は、プロとしてお客様に提案をいたします。
お客様も、どんどん要望を教えてくださいね。