８年前に３５,０００円出して、高級シェーバーを買われた方からの相談でした。

暮れに切れ味が悪くなったので、内刃、外刃を約５,０００円掛けて交換しました。
でも年が明けて、急に刃が本体に当たって上手く回転しなくなりました。

刃の所を押さえていると、上手く出来ます。

そこで、修理が良いのか？もっと安い１万位の新品を買ったら良いのか？
相談を受けました。

出費のことも気にしていました

このお客様は、いつも洋服も綺麗に着こなしていて、おしゃれな方だな～と内心思っていたのです。

私がお客様にお伝えしたのは、本当のこと。
「どっちが嬉しい気持ちになれるか？」

「１万円の物でも綺麗に剃れるけど、今までのように肌がツルツルには仕上がらない。
剃った後はざらざらになるよ。」

「修理代だったら、もしモーターを代えても定額修理だから、ここで大事な部品を変えても、今回は高額にならない。元々いい物なのでもう少し修理して使ったら・・・？」

結論は修理にしました。

一週間後に出来あがり、持って行って、試し刷りをして頂きました。

後日お会いしたとき、こんな本音を。
「失敗しないアドバイスありがとう」

このときに思いました。
「やっぱり話をよく聞く事、相手の事を強く思うこと
ここが大事なことなんだと」

＜安い6,000円のシェーバー＞
修理に出している一週間、トラベル用の物を使って頂きました。