【卒FIT集中連載第三弾】自家消費するには「蓄電池」がおすすめ!
太陽光発電をご利用のお客様には重要な問題である「卒FIT」
毎週5回にわたって「卒FIT」とは何か?
具体的には何をすればよいのか?をご紹介させて頂きます。
本日はその第三弾。
「自家消費」と「蓄電池」についてお話させて頂きます。
前回まで「卒FIT」とは何か?についてお話させて頂きました。
前回までのおさらい「卒FIT」とは何か?
- 設置から一定の期間は高い価格で余った電気を買ってもらっていた
- その一定の期間とは10年間
- 設置から10年間が経つと高い価格での買取は終わる
そして「卒FIT」を迎える10年がたったら「決めなきゃいけないこと」は以下の3つ。
10年たったら「決めなきゃいけないこと」
- 安い単価で今まで通り東京電力に電気を売る
- 東京電力よりも少し高く買ってくれる新電力会社を見つける
- せっかく作った電気は、売らずに自分で使う自家消費を選ぶ
何もしないという選択肢は「8.5円で電気を売り、18円で買う」という生活がこれからも続くことになるというお話をさせて頂きました。
折角の太陽光設備、もっと有効に活用しないと勿体ない!
そこで「電気は、売らずに自分で使うという選択肢「自家消費」です。
「自家消費」を言い換えると「電力会社からなるべく電気を買わない」ということになりますが、
太陽光発電は太陽が出ている昼間は電気をつくってくれますが、太陽が出ていない夜は発電しません。
夜間は電気がつくれないから、結局のところ電力会社から電気を買うことになってしまいます。
夜間なるべく買わないようにするには、「夜に使う分の電気を貯めておく」ことが必要になります。
でも「一体いつ?」「どうやって?」電気を貯めておくのか…。
それを解決するのが「蓄電池」です。
「蓄電池」とは?賢い使い方
「蓄電池」とは文字通り、電気を貯めておくための装置です。
『エネループ』等の家電に使う充電して繰り返し使える乾電池を想像してみてください。
あれの大きいものと考えて頂くと簡単にイメージ頂けるかと思います。
この「蓄電池」オール電化のご家庭なら既に馴染みのある方もいらっしゃるかもしれません。
従来はオール電化とともに「単価の安い単価の安い夜間の電気を充電して、昼間の電気単価が高い時間に蓄電池の電気を使うとちょっとおトクになります。」といった触れ込みで導入されていたからです。
ただし、この蓄電池。
当然ですが単体ではコンセントから蓄電池に10充電すると、10電気が使えるだけの装置です。
従来の使用方法でも節約という目で見れば多少のメリットはありますが、それほど効果の大きいものではありません。
そう!ここで、卒FITを迎えた太陽光発電の登場です!
太陽光発電で昼間つくった無料(タダ)の電気を蓄電池に貯めて、夜に使えば、電力会社から電気を買わずに済むのでおトク!というわけです\(^o^)/
つまり「蓄電池」は太陽光発電と組み合わせて初めてその真価が発揮できるのです。
そして、この最強ペアがこれからの時代に担う使命は料金的なメリットだけに留まりません。
蓄電池のこれからの使い方「災害対策」
今年の夏は台風による被害で北九州は深刻な被害に見舞われました。
そして昨年は千葉でも台風被害による大規模停電が発生して、冷蔵庫もエアコンも稼働しないという厳しい状況がニュースでも頻繁に報道されていました。
そんな災害時こそが蓄えた電気を有効に使うタイミングです。
太陽光発電と蓄電池があれば、長期に渡る大規模停電が発生した場合も復旧までの期間、最低限の電気を確保することができます。
備蓄した食品を冷蔵庫で管理できたり、情報を確保したり安否を知らせるためのスマホの充電ができます。
夜間も照明の明かりで安全に過ごすことができます。
実際、当店で蓄電池を購入されたお客様からも昨年の台風の時には「夜に明かりがあって安心したよ~」という声をいただきました。
これが料金メリットだけを考えた従来とは違う蓄電池のこれからの使い方です。
しかし、蓄電池なら何でもいいかというと、そうではありません。
蓄電池にはたくさんの種類があります。
選ぶポイントは、「災害時にどれだけ電気を使いたいか」です。
お客様によって最適な機器が異なるので、値段だけで選ぶと、災害時に使えなかったり、
普段は宝の持ち腐れになったりして、失敗することもあります。
『パナクレールシーズあきば』では、最適なお客様にあった蓄電池をご提案しています。
不安になった方はどうかお気軽にご相談ください。
場合によっては「蓄電池以外の方法」が最適となるケースもあります。
次回はそのあたり「蓄電池以外の自家消費」についても少しふれさせて頂きますのでご期待ください。