御宿町での太陽光発電の業者を選ぶ秘訣は?
このところ折に触れてお話させて頂いている太陽光設備の話題です。
卒FITの頃合いを見て、色々な業者さんが実に様々な提案をされているようです。
今日のお話は、頭ごなしに「悪質な業者さんには気を付けて!」と言った趣旨のお話ではありません。
実に色々な業者さんがいて、一方的に売り込んでくる方もいれば、
お客様のために親身に考える業者さんも存在します。
ある日、太陽光の営業さんが来て、お話を聞いたとき。
その内容よって、その業者さんがただの売り込みなのか?
あるいは、お客様の立場で提案しているのか?
それを判断する秘訣についてのお話です。
御宿町のお客様宅に訪れたとある営業さんの話
昨年の暮れに御宿町のN様より相談がありました。
「●●電力の子会社と言うところから太陽光発電を提案したいという連絡が入りました」
N様は以前からある大手の電力会社の子会社と言うことで、一応話を聞いてみる事にしたそうです。
早速N様のお宅を訪問したその方は「大きな屋根ですね!これだけ載せる事が出来ますよ!」と、
外観だけ見て「国内のメーカーだとこれ…。海外のメーカーだとこれ…。」と、
計算書を置いていったそうです。
そして「東西の大きな屋根なので、8キロの大きな設備の太陽光が載せられますよ。」とか、
「もちろん自家消費をするし、売電も出来ます!」など、矢継ぎ早に提案をはじめ…。
最後に「これだけ載せて、毎月6000円の負担で出来ますよ!」と付け加えたそうです。
N様も、この提案にはさすがに疑心暗鬼になったそうで、当店が太陽光発電をやっている事を思い出してくれて、ご連絡をくださったという経緯です。
わたしもN様のお宅へお伺いすることにしました。
そして、お伺いするに当たってあるものをご用意して頂きたいとN様に事前にお願いをしておきました。
訪問する前に揃えて欲しいとお願いした事
わたしが事前にお願いしたのは以下の2点です。
- 電力会社との契約プランがどうなっているのか?
- 毎月の電気の使用量を知りたいので、できる限りの毎月届く電気の明細書
屋根の大きさや方角も当然重要ですが、それは外観を見ればすぐに判断ができます。
それよりも、まずは「電気をどの位使っているのか?」今のお客様の電気のご利用状況をよくお調べしないことには始まりません。
そして、このN様が太陽光のお話を聞こうと思われた経緯として、
どんなプランをイメージされているのか?
それとも今の時点で何かお困りごとがあるのか?
あるいは何か不安を感じているのか?
ここが一番聞きたい事なのです。
ここをお聞きしていない段階では、ご提案のしようがないのです。
ましてや「売電ができるかどうか」なんて計算のしようもなければ、お客様がそうしたいと言っているわけでもありません。
「光熱費は一生払うローン」として考えなければいけないと私は思っています。
例えば、毎月2万円を払っているとしたら、1年で24万、10年で240万…。とても大きな金額です。
もしも、これが半分に出来たら…。
また、電気代だけではなくて、ガスも含めたトータルの光熱費として抑えられれば…。
あくまで、そのための一つの手段として、太陽光設備の設置があるのです。
利用状況をお客様と共有し、太陽光を設置しても十分にメリットが得られるのであれば、お客様は自然とその選択をしてくださり、それを私がお手伝いできれば良いのです。
電気の利用状況を把握するために何を見たら良いのか?
まずは今の電力会社と契約をしている料金プランです。
N様は料金プランの仕組みについては理解されてなかったので、一から説明させて頂きました。
また、再エネ賦課金についても説明させて頂きました。
果たして、現在の料金プランはN様のライフスタイルに合っているのか?
結果は「使えば使うほど単価が高くなっていくプラン」で、ご利用の状況から判断するとフィットしたプランではありませんでした。
料金プランのお話を聞いて「驚いた!」とおっしゃっていました。
また「結論は、電気をいかに買わない…。そこか!!」とポイントに気づかれました。
そして、先日の太陽光の提案に話を戻すと、N様。
「屋根が大きいからって、過剰に普通の家の2件分もある大きな太陽光の設備を載せたからって、良いもんでもないよね。」
と、ここにも気づかれました。
つまり、N様は別に売電してお小遣いを稼ぎたいわけではないのです。
「自分が払っているだけの電気料を、自給自足したい」だけなのです。
それなら、年間の電力使用量に見合う発電が出来るだけの太陽光設備で十分なのですから。
電気代だけに留まらないトータルな光熱費を考える
契約プランの確認のついでに「夜間安いプラン」のお話や給湯についても説明させて頂きました。
そうこうしていると、N様のお宅にお邪魔して早1時間が過ぎようとしていました。
そんな時にふと気づいたんです。この広く快適なリビングでは、エアコンがフル回転状態でした。
その理由は、広いリビングに応じ大きく取られた窓からくる冷気にありました。
ちょうど持ち合わせていた「温度サーモ」で計って見ると、エアコンおかげで窓の上側の空気は暖かいが、下側が非常に寒いのです。
せっかく空気を暖めても、全部窓からの冷気に熱が取られてしまう事がわかりました。
それなら、使う電気量を減らす方法として、太陽光設備もありますが「内窓を入れる方法」もあることをお伝えしました。
熱が逃げなければエアコンはフル稼働しません→つまり電気量が減るのです。
内窓を入れることで、断熱効果はもちろんですが、直接外気と触れないために結露も少なくする事が出来ます。
結露はカビの原因にもなるでの、結果的に健康によくなるのです。
また、お風呂を沸かしたり、シャワーを浴びたり、冬場の炊事に欠かせない給湯もガスではなく、電気に置き換えることで料金が安くなるケースもあります。
これができるのが皆さんもご存じの「エコキュート」です。
光熱費の削減をトータルで考えると、本当に、実に色々な方法があります。
ついつい話も長くなってしまいますね…。計算書なんて書いてる暇がありません(笑
来年度の補助金について
太陽光の話から実に話が広がりましたが、国もこの「断熱」については沢山の種類の補助金を出してきます。再生可能エネルギーや環境保護への関心が高まっている証拠です。
そのひとつが「グリーン住宅ポイント」です(これはもうすでに始まっている補助金です!)
色々な省エネ機器と組み合わせれば、お客さんの負担を減らすことが出来ます。
ちなみに、先程紹介した電気給湯器「エコキュート」も対象になります!
『パナクレールシーズあきば』は、ご家庭にあったエネルギーマネジメントが得意です。
わたくしスマートマスターの秋葉が、お客様のライフスタイルにマッチしたご提案をさせて頂きます。
御宿町・勝浦市・いすみ市のお客様!
太陽光発電の営業が来た際には、『パナクレールシーズあきば』を思い出してください。
本当にそれがベストな提案なのか、一緒に検討させて頂きます。