今は大変な時ですが、基本をやることだと思っています「毎年恒例のエアコン点検」

今は大変な時ですが、基本をやることだと思っています「毎年恒例のエアコン点検」

ここのところ、明るくないニュースが続く日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日は、靖国神社の桜が一輪咲いたとのニュースを見ました。
正式な「開花宣言」は五輪以上の開花を以てなされるそうですが、例年よりも二週間も早い開花だそうです。寒い冬もそろそろ終わりを迎え、春はすぐそこまで来ています。

皆様も様々に大変な思いをされ、不安を抱えていらっしゃることと思いますが、こんな時こそ地道な営みが大切なのかもしれません。

この時期『パナクレールシーズあきば』では、毎年恒例行で「エアコン点検」を実施しています。

当店でエアコンをお買い上げ頂いたお客様を対象に、2月から夏前にかけてエアコンの無料点検をするというものです。今年も細心の注意を払いつつ、例年と変わらずに実施させて頂いています。

本格的な暑さになる夏はもちろんですが、その前には蒸し暑い梅雨がきます。
これを怠って、それこそお客様の体調を損ねてしまってはいけません。私はそう考えています。

今日は「エアコン点検」で目にした事例を紹介させて頂きます。

室外機の傾き

エアコンの室外機は屋外の空気を吸い込み、部屋から運ばれた熱とともに屋外に吹き出しています。
室外機には、冷媒ガスを循環させるポンプの役割を担う『圧縮機』が搭載されており、熱を屋外に放出して冷たくなった冷媒ガスを室内機に送り出すという仕組みです。

このためエアコンの稼働中、室外機は常にモーターが回転を続けています。
室外機の傾きは遠心力のズレを生じさせるため、偏った負荷がかかることで故障の原因になるのです。

弊社では設置の際に水平器で正確な水平をとるようにしていますが、お庭の土壌や状況によって長年稼働を続けることで徐々に傾いてくることも少なくありません。
点検であらためて水平器をあて、傾きが見られた場合にはしっかりと角度を調整しなおします。

エアコンの前の遮蔽物

点検で1年ぶりにお伺いすると、ガラッと部屋の模様替えをされていることもあります。
こちらのお宅では、知らない間にエアコンの前にタンスが置いてありました。
この状態では効きが悪かったのでは?

このような場合、エアコンの風は下方向に吹き出します。
タンスが遮蔽物となり、風の一部が遮られるのは見ての通りなのですが、問題はエアコンの「センサーの勘違い」なのです。

この角度では、エアコンの風がすぐ下のタンス当たって、再びエアコンの方に帰ってきてしまいます。

すると、エアコンが暖かい風を吸い込むので、エアコンは「部屋が暖まった」と勘違いをして暖房運転を緩めてしまうのです。
部屋が温まりきる前に、すぐにエアコンが暖房運転を止めてしまうため、結果的にエアコンの効きが悪くなってしまいます。

効き具合をお伺いすると不安は的中。

タンスによって風が反射することでセンサーが勘違いしてしまうことを説明すると、お客様に「ありがとう!」と言って頂けました。
こんな些細な点ですが、お力になれて良かった!

パナクレールシーズあきば』では、毎年エアコンの無料点検を実施しています。
当店でのお買い上げで無いエアコンも有料にはなりますが、バッチリ点検させて頂いています!

備えあれば患いなし。本格的なエアコンの稼働時期を迎える前に一度ご相談してみてください。